ボルダリングの基本はダイアゴナル!ムーブを覚えることが上達の近道
今日はボルダリングの基本であるダイアゴナルについて。
これができないと上達することはまず不可能なので、初心者の人が一番最初に覚えるべきムーヴ(動き)です。
最初は頭がこんがらがって、
あ゛~~~!!
と叫びたくなると思いますが、ぐっと堪えましょう。
何度も何度も繰り返し練習することで必ず上達するので、諦めずに頑張ることが大切です。
ダイアゴナル覚えるまでにどのくらいの期間が必要?
私がボルダリングジムに行くと、数多の初心者から質問を受けるのですが、
「ダイアゴナルってどのくらい練習すればできるの?」
「何日くらいで覚えられる?」
という質問が多い気がします。
これに対する答えが意外と難しくて、2~3回通えば(それっぽい動きが)できるようになる人もいれば、1ヶ月~数ヶ月かかる人もいる。
本当にさまざまです。
というのも、人によって条件が違うから。
運動神経や年齢、性別の違いだったり、あと大事なのが『教える人の腕前』。
私のような天才が教えれば誰でもすぐ覚えることができますが、ちょっと残念な人もいます。。
まぁ半分冗談ですが、『独学で頑張る人』よりも『ジムで上手そうな人に声をかけて教えてもらう人』のほうが圧倒的に上達が早いのは確かです。
教えてもらう人のスキルや身長とかにもよって分かりやすさも変わってくると思うので、複数人に聞いてみるのが良いと思います。
強そうな人に声をかけられない人はこちらから。
ボルダリングは初心者ぼっちでも筋肉の話をすれば仲間が増える(確信)
ちなみに。
私は偉そうなことを言っていますが、田舎なので完全独学&人のまったくいない無人ジム(店員すらほとんどいない)&片道100kmの所で始めたので、覚えるまでに3ヶ月以上かかったと思います。
いや、もっとかかったような・・・。
それに数年経った今でも自分のダイアゴナルに納得できていません。
もっと上手くできるんじゃないか?
体の体幹が使い切れてないんじゃないか?
未だに研究中。
ダイアゴナルは最初に覚えるムーブと言っても、それくらい奥が深い(はず)の技なのです。
プロ野球選手でも毎日素振りをするように、日々繰り返すことが大切。
ダイアゴナルって何??
よし、じゃあダイアゴナルについて書いていこうかな。
・・・
あれ、ダイアゴナルってそもそも何だっけ??
いきなり筆(キーボード)が止まってしまいました・・・。
よし、こっそり勉強してから書こう。 ←これでも私は「経験年数だけは長くて立派な」上級クライマーです。
(お勉強中。
しばらくお待ち下さい。)
うーん、ネットで調べてもいまいちピンとこないんだよなー。
それに私の持っている雑誌や本を見ても、書き方がちょっと違います。
正確な定義がないみたい。
ダイアゴナル?
フリ?
カウンターバランス?
側対?
というか似たようなものが多いんだよっ!
なんとなくは分かるのですが、うまく違いが説明できません。
よく分からないので、今日の記事では以下の動画のムーブ(動き)をダイアゴナルと定義します。
多分これが一般的で、初心者の人が一番最初に覚えたい動きなはず。
ダイアゴナルのコツ
ダイアゴナルのコツを調べてみると、
- 体のひねりを利用しろ
- 腰(肩)を壁に近づけろ
- 肘は負けるな
- 軸足はこっちだ
などなど、たくさんのことが書かれていています。
「1度にそんなにできるか!
注文は1つにしてくれ!」
となった記憶があります。
私の場合は肘を曲げるなと言われてもできないし、
腰を入れろと言われてもお尻がフリフリ動くだけで全然ムーブを起こすことができませんでした。。
最初は本当に難しいです。
ということで分けて考えてみました。
『右手で掴みたい』場合
最初に右足のつま先・膝を左側に向けます。
そうすると自然に体全体が左側を向くので、本やサイトに書いてあるような『腰・肩』が壁に近づきます。
次に体を捻っていきます。
やり方は簡単で、腰を反時計回りにくいっと回します。
この時大事なのが左足で、左足がホールドか壁に当たっていないと腰が捻りにくいです。
おさらいします。
右手で取りたい場合は、
- 右足のつま先・膝を左側に向ける
- 反時計回りに腰をひねる
- 右手でとる
これだけ。
上級者用の課題になってくるとこれだけではできませんが、初心者には十分だと思います。
あと肘を曲げるなとか言われますが、たぶん最初は無理。
徐々にやっていくと◎
それよりも『体が壁に近づくことで次のホールドが近く感じる』というのを実感するのが上達の近道だと思います。
ちなみに。
今日私が使わせてもらった絵は「山と溪谷社」さんの「インドアクライミング」という本。
始めたばかりの初心者の人には難しいかもしれませんが、私の教科書です。
ダイアゴナルに慣れてきたら少しずつ距離を出せるように頑張る
次はダイアゴナルの感覚が分かってきた人向け。
慣れてきたら少しずつ遠いホールドを掴めるようにすると良いです。
腰を撚るタイミングで右足でグッっと立ち上がる!
そうすれば距離が出ます。
以上を踏まえてもう一度動画を見てみましょう。
専門用語ばかりで何を言っているのか分からないと思いますが、「足の向き」「腰の捻り方」がなんとなく分かってもらえると思います。
上達したいなら恥ずかしがらないことが大切
初心者の人にダイアゴナルを教えると、決まって「今躓いているであろう難しい課題」で試そうとします。
でもそれだと疲れるだけだし非効率。
それよりなら簡単なところで何度もやる方が良いと思います。
例えばスラブ(壁の角度が80~90度)とか。
スラブなら寄っかかっているだけで体重を支えられるので、初心者の人でも何時間も続けられるはず。
ここでゆっくり体を動かしながら確認すると◎
ちょっと恥ずかしいかもしれませんが気にしない!
案外誰も見ていないものです。
ひょっとして見られてる?背中越しに感じる上級者の視線が恥ずかしい…
さいごに
今日はここまで。
ダイアゴナルを覚えるだけで一気に成長します。
そしてより一層楽しくなるので、ぜひ頑張りましょう。
それでは!
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